まさか初代B小町メンバーが出てきたり、かつてのちょいエピソードが出てきたり。そして現在と過去に繋がるそれぞれの感情…。それぞれがまさにYOASOBIさんのアイドルと一致なんです。元々Ayaseさんが短編『45510』読んで書いたのが「アイドル」。だから当然と言えば当然ですけど、読んでて鳥肌が立ちましたね。脳汁ドバーです。
というか今までで1番バランスの良い構成だったのでは無いでしょうか？アイを再現しようとするルビーの葛藤、ニノに共感しルビーと衝突するカナとか。シリアスがパないのに、男連中の浮つき(コメディ)でした。あれです、食事で言うとこの味変が絶妙だったんです。何事も続けば素晴らしくても飽きるでしょう？それと同じで「少し重いなー」と思ったとこに笑いが来るのです。
また「あのキャラ」がサラッと登場してきたり、「通じてたのか…」と唖然するとか。「何故？」、「もしかしてミスリードでは？」など今後の展開を考察する上でも重要な話が盛り沢山な1巻でした。
つまり何が言いたいかって？「読めば分かる」ってことです。
キラキラしたアイドル漫画の頃から比べ、ほんとに暗く黒い水の中に潜り続けているような息苦しさもある展開続きなんだけど、目も離せなく…
アイドル=偶像って、そこに人間性を見ずに神聖を抱いて祭り上げられ…
しかし祭り上げられたら、人間になることさえ許されなくなり、いつしか菩薩のように笑みを浮かべ続けるしか無かったと…
そんな最強で無敵のアイドル、星野アイの人間性を少しでもすくい上げようとするんだから、それはやはりキツイもんで…
ここに来てその、最強で無敵のアイドル様ってワードが怖くなってくるから凄いですわ…
まあそんな展開続きだから、車のところとかいい緩急にもなってて、気の毒だけど安らげましたわ
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